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研究紹介

学科を担当する教員の研究の一部を紹介します。

水圏微生物科学

水圏環境の未知なる微生物を探索する

青く澄んだ海洋、極寒の南氷洋、深い海の底と熱水鉱床、汚染で富栄養化した内湾、強酸性や強アルカリ性の河川、飽和塩濃度の死海-この地球上には実に様々な水圏環境が存在して、そこには私達がまだ知らない微生物が生息しています。微生物の研究者にとって水圏は宝の山です。海洋大学では未知微生物を探索して化学的に解析し、バイオエタノールやメタン発酵などのバイオエネルギー、その他様々な学問や産業分野へ有効利用する研究を行っています。

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海洋地球化学

化学センシング技術による海底資源・海洋環境・物質循環の研究

海洋表層から深海まで使用できる化学センサを開発し、化学センシング技術を用いて熱水鉱床等の海底資源の探査、海洋環境の長期・広範囲観測、海洋の物質循環過程の解明を行っています。化学センサは、海中ロボット等の種々の海洋観測機器に搭載して観測を行います。海洋地球化学的手法を基に機器開発等の工学的手法を取り込み、「知る」ための手段を自ら作る「ものづくり」による現場中心の「フィールド海洋学」を目指しています。

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応用情報学

水上・水中の生物などの行動生態を先端技術で解明する

GPS や通信衛星、超音波追跡システム(魚などに音波発信器を取り付けて、その音で魚を追跡する。バイオテレメトリーシステムと呼ばれる)、バイオロギング(超小型記録計を生物に取り付ける方法)、RFID(IC タグ)などの先端のIT 技術・電子デバイスを従来の測位技術と融合することで、海洋生産業に貢献することを目指した研究・教育を進めています。特に水産有用資源の維持・保全のための生態追跡及び管理システムの開発とその応用を積極的に進めています。

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沿岸域工学

沿岸域の開発と環境の調和をめざして

陸と海の境界をなす沿岸域は、重要な産業・生活の場でありながら、津波や高潮といった巨大な自然外力が作用する場でもあり、また自然環境が微妙なバランスの上に成立する場でもあります。私達は、浅海域の波や流れ、海岸の変形などについて、数値シミュレーション・模型実験・現地調査などにより、環境変化も踏まえた問題の解決に取り組んおり、このような研究は、効率的な風力発電や潮流発電のできるエリアの検討にも生かすことができます。また、沿岸の防災など、生活を守る技術についての研究も行っています。

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